交渉によって高額の解決金を獲得

  • CASE729
  • 2022年08月24日更新
製造職
千葉県
男性
30代
後遺障害等級:併合10級
傷病名:右足関節内果骨折、第5腰椎圧迫骨折
労災支給額:373万3758円
会社からの賠償額:2506万8608円
総額:2880万2366円

業務内容

自動車販売会社の販売店において、お客様の車両を預かって整備する作業

災害の状況

Aさんは、会社の販売店内の整備場において、お客様の車両をリフトに乗せ、約1.5mくらいの高さに上げて作業をしていました。
別の従業員が、他のお客様の車両を移動させる際、シフトレバーの操作を誤り、その車をAさんが作業をしていたリフトに衝突させました。
その衝突の衝撃で、リフトが落下してAさんはその下敷きとなり、右足関節内果骨折及び第5腰椎圧迫骨折の怪我をしてしまいました。

相談内容

Aさんは、本件労災事故の怪我によって「右足の動かせる範囲が狭くなり、踏ん張れない」「脊柱に変形が残る」という後遺障害が残ってしまい、10級との認定を受けました。
会社は、当初、Aさんが定年退職するまで医者にかかる費用を負担すると言っていましたが、Aさんが後遺障害認定を受けた後、Aさんに対して、低い金額での示談を求めるとともに、今後は後遺障害を考慮せずに人事異動をする旨提案してきました。
そこでAさんは、会社との話し合いをどのように進めていったらよいのかと不安に感じ、ベリーベスト法律事務所に相談されました。

ベリーベストの対応とその結果

Aさんの場合、Aさんが勤務する会社の整備場において、Aさんが整備業務に従事していたところ、会社の同僚が他のお客様の車両操作を誤って起こした事故でした。
そのため、会社もAさんの労働災害の発生について責任を認めており、Aさんの休業損害についてはご相談を受けた時点で、既に会社から直接全額支払われていました。

問題は、治療費、通院交通費、休業損害以外の金額でした。
会社側から提示されていた金額は、障害等級10級の後遺障害慰謝料に相当する金額のみでした。
そこで、当事務所は、Aさんから依頼を受けて代理人となり、会社に対して約2600万円を請求しました。

当事務所がAさんの代理人に就いたあと、会社側にも弁護士が代理人としてつき、話し合いでの解決を図りたいとのことで、大幅に金額を増額した回答がありました。

Aさんは、本件労災事故発生後も、怪我を考慮して会社内の他の部署を担当して勤務しており、会社との徹底的な対立までは希望しておられませんでした。
そこで、Aさんの納得できる金額まで粘り強く交渉をして、最終的に、一括で、2168万9622円を支払うという内容で合意しました。

Aさんは、上記金額での合意に、自分一人ではとてもこのような金額を得られなかったと、とても喜んでおられました。
Aさんが、このように適切な賠償を受けることができて、担当弁護士もお手伝いした甲斐があったと考えております。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)