複雑な交渉や処理をお任せいただくことで、ご遺族の心労を少しでも軽減したい

  • CASE1065
  • 2021年01月13日更新
男性
  • 50代
  • 男性
  • 会社員
  • 示談交渉
  • ■傷病名死亡
  • 最終示談金額6500万円

ご相談に至った経緯

幹線道路の横断歩道が赤であったために信号待ちをしていたKさんが、車用の信号も赤に変わったためそろそろ横断歩道の信号も青になるだろうと自転車で横断を開始したところ、赤信号を無視した車が高速で突っ込んできて衝突したというもの。

ご相談内容

Kさんは、残念ながら本件事故によりお亡くなりになってしまいました。そこで、Kさんの無念を晴らしたいというご遺族からの依頼を受け、ベリーベスト法律事務所にて損害賠償の交渉をすることとなりました。

ベリーベストの対応とその結果

交通事故の賠償交渉をする場合、まずはどのような事故態様であったのかについて正確に把握しなければなりません。
本件のような被害者本人の話を聞けない事故態様の場合には特に、警察・検察と密に連絡を取り、刑事手続がどのように進んでいくかについて把握する必要があります。本件事故の捜査は難航し、刑事裁判が終了するまでに相当長い期間を要しましたが、しっかりと刑事記録を取得・検討し、不利な過失割合で終わることがないように注意しました。

また、Kさんは通勤中に本件事故に遭ったため、労災保険との調整も必要となりました。遺族年金を受け取る場合、加害者加入の保険会社から払わせた金額について損害賠償額の二重取りと評価されてしまうと遺族年金の支給が停止されてしまいますので、示談の際の和解書の文言を交渉し、遺族年金が停止されないようにしました。

さらに、賠償金額そのものに関しても、勤務先から全面的な協力をいただき、逸失利益に関する資料を集めることで、適切な損害賠償額を算定することができました。その結果、訴訟に至らずとも納得できる賠償金額での合意に至ることができました。
急な交通事故で最愛のご家族を亡くされた悲しみは計り知れないことと思います。そんな中で、保険会社と複雑なお金の話をするのは苦痛でしかありません。そんなときは、一度弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)