資料を丁寧に読み込み、適切な後遺障害認定を獲得!

  • CASE1040
  • 2020年09月10日更新
女性
  • 50代
  • 女性
  • パート・アルバイト
  • 示談交渉
  • 後遺障害
  • ■後遺障害等級併合9級
  • ■傷病名第1腰椎破裂骨折、右肩甲骨粉砕骨折、仙骨骨折、右鎖骨遠位端骨折、左鎖骨骨幹部骨折、 多発肋骨骨折・血気胸、頸椎棘突起骨折
  • 最終示談金額1516万円

ご相談に至った経緯

Mさんは、原動機付自転車に乗り赤信号で停車していたところ、信号が青に変わった途端に、後方からクレーン車に追突され、身体の複数箇所を骨折し、2か月程入院を行い、その後通院により治療を継続しておりましたが、特に右肩関節の可動域が大きく制限されてしましました。

ご相談内容

事故から半年ほど経過してから、当事務所にご相談のご連絡をいただきました。
事故としても大きな事故であったため、原動機付自転車の修理代など物損に関する対応も相手方保険会社ではなく相手方弁護士が対応することとなっておりました。そのため、Mさんご自身の体に関すること、後遺障害の認定や慰謝料のことについての対応にご自身のみでは不安を覚えたとのことで、当事務所にご連絡をいただきました。

ご連絡をいただいた際には、まだ治療中であったため、症状が固定されて以降の後遺障害の認定の被害者請求のお手伝いと、その後の示談交渉を主にお手伝いさせていただき、固定までの間は相手方弁護士との窓口になり、必要書類の収集等を行うということでご依頼をいただきました。

ベリーベストの対応とその結果

刑事事件にもなっていたため、刑事事件の記録を取り寄せました。後遺症認定の際に事故による衝撃の大きさ等がわかる資料があるかどうかを確認するために行いました。

そして症状固定となり治療が一段落した後に、必要書類と弁護士の意見書をつけて後遺障害の認定のための被害者請求を行いました。骨折の箇所が多かったため、部位一つ一つの状況を診療録で確認しながら、その骨折状況や骨折による今後の影響の重大さが分かるように意見書を作成いたしました。
事故や怪我の状況も大きかったため、被害者請求を行ってから結果が出るまでに約3か月と時間がかかりましたが、右肩については10級10号、腰については11級7号等の後遺障害の認定が付き、結果として併合9級という判断がなされました。診療録等の記載内容からも、この判断は妥当であると考えましたし、何よりもMさん自身にも適切な判断がなされていると喜んでいただけました。

次に併合9級を前提として、Mさんの傷害に関する損害額を計算いたしました。この際に、裁判所が基準とする金額で計算いたし相手方へ請求いたしました。
もっとも、相手方保険会社もこれまでMさんの治療費などを支払っており、交渉段階でその治療費のみで1200万円程の支払いがなされておりましたので、さらなる請求については支払い渋りをする態度を示してきました。

当事務所としては、Mさんからお聞きした情報や取り付けていた刑事記録からもわかる事故の状況等を交渉段階で提示し、結果として十分な賠償額を得ることができました。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)